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Soulstone Survivors レビュー|深いのに不親切

Soulstone Survivors レビュー|深いのに不親切

著者: Verdict Games 編集部 最終更新:

この記事の結論

「眺める万能感」ではなく「解く対象としてのビルド」を求める人には、このジャンルで最良の1本。それ以外の人には辛い1本です。条件付きパワーの仕組みは本当に巧妙で、本当に説明されていません。良いランと平坦なランを分けているのはゲームが伏せている知識です。攻略を読むのが敗北宣言ではなく遊びの一部だと思えるなら買う価値があります。

要約

Soulstone Survivors は23キャラ、373種のアクティブスキル、5つのゲームモード、そして「どの強化を見せるか」を静かに決める条件付きパワーの仕組みを持っています。ジャンル内で最も野心的な設計です。 同時に、最も多くを隠しているゲームでもあります。この深さが何を買っているのか、誰に向くのか、そしてランが平坦に感じる理由をゲームが一切示さない点を書きます。

こんな人向け: Soulstone Survivors を買うか迷っている人 初心者向け

Key Points

重要ポイント

1

サバイバー系で最深のビルド設計。373種のアクティブスキル、15のプライマリタイプ、そして効果のソース数で解禁される条件付きパワー。

2

その仕組みがゲーム内でほぼ説明されない。最大の欠点であり、第一印象がここまで割れる理由でもある。

3

ゲームモードが5つ(Void Fields・Overlord・Endless・Titan Hunt・Unholy Cathedral)。1つのループに修飾を足した構成ではない。

4

2022年11月の早期アクセス開始から約3年、2025年6月に1.0。Steam は約27,000件で好評約91%。

5

メタ進行が長い。最初の数時間は自分の判断よりスキルツリーの方が結果を左右する。

Soulstone Survivors はサバイバー系で最も野心的な設計を持ち、同時に「1時間でアンインストールされやすい」1本でもあります。この2つは同じ原因から来ています。

見慣れた表層――敵の群れ、レベルアップ、3枚のカード――の下に、提示されるカードが既に取ったもので決まる仕組みがあります。命中時に Burn を付与するパワーは Burn のソース1個、クリティカル版は2個、Burn のダメージとティック速度を上げるパワーは3個を要求します。同じ門がバフチェーンにもデバフチェーンにもスキルタイプチェーンにもあります。

本当に良いアイデアです。ゲームはそれを一度も言いません。

この深さが何を買っているのか

ルールを知った瞬間、ランはスロットマシンであることをやめます。どの閾値に届かせるかを選び、そこへ届くために Banish を使う。きちんと組んだランの出力は、欲張ったランと比べて壊れて見えます。これは本物の戦略層で、このカテゴリの他のどのゲームにも似たものがありません。

支えている数字も、ストアページの水増しではなく実際に効く種類のものです。アクティブスキルは15のプライマリタイプにまたがって373種あり、キャラの5つのメインスキルタイプがそのうち何を提示されうるかを絞ります。つまりキャラは stat の塊ではなく「厳選済みのスキルプール」です。23キャラそれぞれに開始スキルと専用スキルを変える武器が5本。試合前に装備するルーンは、ラン中のパワーが加算であるのに対して乗算です。

ゲームモードは「1つのループにスライダー」ではなく5つあります。Void Fields、Overlord、Endless、Titan Hunt、Unholy Cathedral。Titan Hunt だけでも5つのシジルによる独自進行、Netherworld という専用マップ、Corrupted Void Hunter との遭遇、Void King との3段階戦を抱えています。相当な物量です。

崩れているところ

批判は1つで、そして大きいものです。ゲームが自分の仕組みを教えません。

パワーが条件付きであることは、インターフェースのどこにも書かれていません。ある効果のソースをいま何個持っているのかも、3という数字が重要であることも表示されません。基本クールダウン8秒超のスキルはスキルチェーンに数えられない――当てにしていたビルドの部品を無言で無効化するこのルールも、警告されません。自力で解いた人はとても楽しく遊びます。解けなかった人は「浅くて単調なゲーム」と結論します。その人の立っている位置からは、その結論は妥当です。

第2の問題はテンポです。メタ進行が長く、最初の数時間はグローバルスキルツリーの方があなたの判断より結果に効きます。序盤にランが失敗するのは、下手だからではなく恒久 stat が薄いからであることがほとんどです。進歩が保証されている点を安心と受け取る人もいれば、自分のプレイについて何も教えてくれないフィードバックループを空虚と感じる人もいます。

2つの問題は掛け算になります。条件付きパワーのルールを知らない新規プレイヤーは、平坦なランの原因をスキルツリー不足だと考え、何時間も周回し、それでも平坦なままです。本当の原因は最初から stat ではなかったからです。

現在地

項目 現状
リリース 2022年11月に早期アクセス開始、2025年6月に1.0
Steam の評価 約27,000件で好評約91%
内容量 23キャラ、Void Fields に5マップ、ゲームモード5種、最終ボス Void King
ローカライズ 日本語・ロシア語・簡体字・繁体字・韓国語ほか計13言語、フルボイス対応
開発 Game Smithing Limited(自社パブリッシング)

約3年の早期アクセスは良い形でも表れています。システムが一度設計されたきりではなく、明らかに何度も練り直されています。良くない形でも表れています。いくつかの仕組みは「前の仕組みを既に理解している人向け」に足されたように見えます。

比較

比較対象 Soulstone Survivors は 向いているのは
Vampire Survivors はるかに深く、はるかに読み取りにくい。眺めるのではなく照準しダッシュする くつろぐより解きたい人
Halls of Torment システムが多く、雰囲気は劣る。見せ方は Halls of Torment の方が上で、噛みごたえはこちらが上 ランの手触りよりビルドの奥行きを重視する人
Deep Rock Galactic: Survivor ビルドの複雑さでは上、触感では下。採掘ループの新規性は DRG Survivor の方が強い 位置取りの判断よりキャラと強化の設計が好きな人
Diablo系ARPG 同じ痒みの圧縮版。スキルと効果の相互作用はオートバトラーよりARPGに近い ARPG の周回より理論構築の方が好きだった人

比較対象それぞれの評価はこちらです。Vampire Survivors レビューHalls of Torment レビューDeep Rock Galactic: Survivor レビュー。同じ設計課題に対する別々の答えとして読めます。

向き不向き

買うべき人 見送るべき人
システムを読み解き、相互作用を試すのが好きで、攻略を読むのも遊びの一部だと思える くつろぎたい人。調べ物が「ゲーム側の失敗」に感じられる人
数字のインフレではなく本物の戦略的奥行きを持つジャンル作品が欲しい ランが同じに感じてジャンルから離れた人。ここでの奥行きは隠れているので、その不満は解消しない
長いメタ進行曲線を許容できる 1時間目から自分の腕前が主変数であってほしい人
日本語・ロシア語・中国語・韓国語でフルローカライズを求める どの言語であれ、ゲーム自身に説明してほしい人

結論

Soulstone Survivors は、ある特定の人にとってはジャンル最良の1本です。インターフェースが決して言わないルールを見つけ、それを突く作業が好きな人です。その人にとって条件付きパワーは贈り物であり、Titan Hunt は実質もう1本のゲームで、絞り込まれたスキルプールを持つ23キャラという構成は理論構築が尽きないことを意味します。

それ以外の人にとっては、最良のアイデアが見えないまま終わる、見た目の良い有能なサバイバー系です。これは好みの問題ではなく本物の欠点です。ここまで良いシステムが、見知らぬ他人の解説を必要とするべきではありません。とはいえシステムは実際に良く、解説は見つけるのが難しくありません。この記事を読んでいる時点で、難しい部分はもう終わっています。

序盤の進め方は初心者攻略、ゲームが伏せているルールはビルド攻略、誰に投資するかは最強キャラランキング、難度を上げ始めたら呪い攻略をどうぞ。

FAQ

よくある質問

ビルドを分解して考えるのが好きなら、このジャンルでこれ以上に噛みごたえのあるものはありません。ボタンを押して数字が伸びるのを眺めたい人には向きません。最良の仕組みが、誰かに説明されるまで見えないからです。Steam の約27,000件で好評約91%という数字は、合う人にはとてもよく機能しているゲームであることを示しています。
効いてくる違いは3つです。オートバトラーではなく照準とダッシュのある3Dアクションローグライトなので、能動的に遊ぶことになります。1種類のマップに修飾を足すのではなく、独立したゲームモードが5つあります。そしてアップグレードのプールが条件付きで、既存のビルドが条件を満たしたときにだけパワーが現れます。ビルド設計が好みの問題ではなく実際の作業になります。
強いのは事実で、それが問題かどうかは何を求めるか次第です。グローバルスキルツリーは長い投資で、最初の数時間は実際に効力を縛ります。序盤の失敗はプレイの巧拙ではなく進行度の話であることが多いです。キャラ固有ツリーはさらにもう一層で、そちらはキャラごとのプレステージ20で開きます。
対応しています。日本語はインターフェースとフルボイスの両方に対応しており、ロシア語・簡体字・繁体字・韓国語・ブラジルポルトガル語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポーランド語・イタリア語・トルコ語も同様です。インディーのローグライトとしては異例の広さで、しかもこのゲームは仕組みの伝達をツールチップに頼っているので、その点が実利になります。
Void Fields は固定タイマーではなく「撃破ノルマと Lord of the Void」を5シーケンス走る構成なので、長さは殲滅速度で決まります。13分未満で Overlord への、15分未満で Endless へのポータルが開くので、うまく組めたランはおおむね10〜15分の区切りになります。
2022年11月の早期アクセス開始から約3年を経て2025年6月に早期アクセスを終了しました。23キャラ、5マップ、5モード、そして Void King という最終ボスまであり、内容量は十分です。その後も更新は続いています。残っている未完成感は、内容ではなく説明の話です。

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